Geekbotでデイリースクラム

スクラム

こんな記事を書いているだけあって、スクラムやるときの僕のロールはスクラムマスターであることがほとんどです。

スクラムマスターとは?

スクラムマスターはスクラムのロールの一つで、主に下記の役割を担っています。

  • スクラムのフレームワーク・仕組みがうまくまわるようにする。
  • 妨害(スプリントゴール達成の妨げになる障害や問題点)の排除。

本来なら、妨害の排除はチームとして取り組むべきですが、未成熟なスクラムチームでは、スクラムマスターが率先して取り組まざるを得ない状況になると思います。

そして、その妨害を発見する有用なイベントがデイリースクラムです。スプリントプランニングやスプリントレビュー、スプリントレトロスペクティブなどのイベントでも妨害を発見することはできると思いますが、これらのイベントの開催頻度は多くても週1回となります。

やはり、妨害の排除はデイリーで取り組みたいので、その観点ではデイリースクラムが非常に重要になってきます。

※いきなりスクラム用語を使いまくりでしたが、下記に概要をまとめているので、興味があれば一読してもらうと、いいかもしれません。

経営(組織運営)とスクラムと書籍(SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】)

デイリースクラムとは?

デイリースクラムはスクラムのイベントの一つで、スプリントゴールの達成に向けて進んでいるかを、毎日検査します。毎日、同じ時間、同じ場所にチームが集まって、人数に関係なく、15分間のタイムボックスで実施し、延長はしません。

デイリースクラムは、チームメンバーが各々、下記の3つの定型の質問に答える形で進めることが多いようです。

  • スプリントゴールの達成のために、自分が昨日やったことは何か?
  • スプリントゴールの達成のために、自分が今日やることは何か?
  • スプリントゴールを達成するうえで、障害となるものがあるか?

スクラムマスターとして、ここで妨害を発見し、排除を進めて行くことになります。

テレワーク時代のデイリースクラム

コロナ禍のもと、テレワークが強制される時代になりました。上述の通りデイリースクラムは「毎日、同じ時間、同じ場所にチームが集まって」なので、スクラムとは非常に相性の悪い時代になったのではないかと思います。

相性が悪いなりにもZoomなどのビデオ会議ツールを使い、スクラムのイベントを実施するのが一般的な代替案だと思います。しかし実際にやってみると、出社していた時は気にならなかったデイリースクラム(毎日同じ時間に集合)も、テレワークだと、より公私の切り替えが必要になり、負担を感じるようになりました。(こんな思考をする奴がスクラムってのは、かなりヤバめなことだと思いますが、この衝動を抑えることはできませんでした…)

と言うことで、デイリースクラムは上述した3つの定型の質問をチームメンバーが非同期で回答してくれるだけでいいんじゃないかと楽な方へ考えてしまい、やっとタイトルのGeekbotが登場します。

Geekbotとは?

GeekbotはSlackで利用することができる簡易ミーティングbotです。具体的には指定したタイミングでbotから質問が来ます。回答すると指定したSlackチャンネルに結果が投稿され、確認することができるツールです。

Geekbot: Asynchronous stand-up meetings in Slack

実際の利用方法は下記が参考になります。

Geekbotでデイリースクラム

ということで、Geekbotを使って「毎日、同じ時間」に下記の質問をすることで、デイリースクラムっぽいことが実現できるはずです。

  • スプリントゴールの達成のために、自分が昨日やったことは何か?
  • スプリントゴールの達成のために、自分が今日やることは何か?
  • スプリントゴールを達成するうえで、障害となるものがあるか?

Geekbotの設定は下記のようにしました。

指定した時刻になると、Geekbotから下記のように質問が来るので、デイリースクラムのように(?)回答していきます。

回答が終わると下記のように回答結果が指定したチャンネルにレポートされます。つまりチャンネル参加者が確認できます。

スクラムマスターとして、特に「スプリントゴールを達成する上で、障害となるものがあるか?」の回答に注目して、妨害の排除を進めていくことになるはずです。

まとめ

テレワーク時代のスクラムと言うことで、今回はGeekbotを使ったデイリースクラムを紹介しました。スクラムは実際にやってみると、なかなか教科書通りにはいかないと思いますが、今回のように、まずは自分(チーム)ができるやり方で、一部でもいいので、やってみる形がいいのでは、と思っています!