ツーマンセルのすすめ

スクラム

僕は可能な限りツーマンセルで仕事をするようにしています。ポジションが組織の長やプロジェクトのリーダー/マネージャーの場合は、そのバディが、そのまま副官的なポジションになることも多いです。

ツーマンセルとは?

ツーマンセル(英語:Two man cell)とは二人一組で組む最小のユニットになります。三人で組む場合はスリーマンセルになります。他にもバディ(buddy)といった言い方もします。軍や警察などで戦術用語として使われますが、一般でも二人一組で仕事する場合に使わる言葉です。

ツーマンセル(Two man cell)とは?二人一組で攻めよう!│サバテク|sabatech

ミリタリー的な利点は上記の引用元に詳しく書いてありますが、仕事においても下記の利点があると思います。(言い方を変えているだけです)

  • 一人のときでは生じやすい隙をカバーしてもらえる。
  • 自分の弱点を補完してくれる。
  • プレッシャーやストレスを二人で分散できる。
  • 間違った判断を止めてもらえる。
  • 二人で仕事を安定させながら継続して進めることができる。

そもそもツーマンセルっぽい言葉(スリーマンセル、フォーマンセル)は「ナルト」で知りました。そして作中に登場する「暁」という組織が下記のようにツーマンセルで行動しています。

  • 長門 – 小南
  • 角都 – 飛段
  • サソリ – デイダラ
  • うちはイタチ – 干柿鬼鮫

「幼女戦記」にもツーマンセルという言葉が出てきます。ターニャとセレブリャコーフの組み合わせです。

セレブリャコーフは幼年学校卒業と同時に新兵の状態で戦線に配属され、ターニャとバディを組むことになります。

また、後にターニャが大隊長になったときの副官も、セレブリャコーフです。バディが、そのまま副官になると言うパターンは、副官の性質上よくある話だと思います。

ペアプログラミング

ペアプログラミング(英: pair programming)はソフトウェア開発の手法の一つで、2人のプログラマが1台のマシンを操作してプログラミングを行う手法。

ペアプログラミング – Wikipedia

ツーマンセルと同じような考え方にソフトウェア開発ではペアプログラミングと言うものもあります。

実際にキーボードを操作してコードを書く人を「ドライバ」、もう1人を「ナビゲータ」と呼ぶ。

ペアプログラミング – Wikipedia

ドライバとナビゲータの関係はミリタリー用語のスナイパーとスポッターの関係に近いかもしれません。(スポッターの詳しい役割は下記の引用元に詳しく書かれています)

現在の軍のスナイパー(狙撃手)は基本、スポッター(観測手)とツーマンセルで行動する。

スポッターとは?スナイパーの相棒の意外と知らない、その役割・仕事│ミリレポ|ミリタリー関係の総合メディア

仕事で何かをまとめ資料化するときなども、ツーマンセルの場合は、上記の「ドライバ/スナイパー」と「ナビゲータ/スポッター」のような役割で進める形になると思ってます。

具体的には、実際にキーボードを叩いて資料を作成する「ドライバ/スナイパー」的な人を、「ナビゲータやスポッター」的な人が、調査したり、方向性を考えたり、リスクの排除などをしながら、円滑に進むようにフォローする形です。

ペアプログラミングの生産性は、1人で作業した場合の2倍以上であることが研究によって示されている。

ペアプログラミング – Wikipedia

当然、「ツーマンセル/ペアプログラミング」を行うと、リソース効率が半分に落ちて、もったいないとい気持ちも出てくると思います。しかし、上記のように(いろいろと前提はありますが)2倍以上と言う話もあります。この場合なら別々に作業するよりも、ツーマンセル/ペアプログラミングの方がリソース効率が高くなるので、フィットしそうであるのなら採用しない理由は無いはずです。

スクラムへの応用

ここからがツーマンセルのスクラムへの応用です。本来ならプロダクトオーナー(P.O.)、スクラムマスター(S.M.)も、1つのチームに専任でアサインしたいところですが、リソース的に難しいことも多々あり、下記のような兼任が生じることもあると思います。

※ちなみに兼任が妥協できる優先順位は、次のように考えています。

S.M. > P.O.(2チームまでOK) > メンバー(兼任NG)

まずはAやFが単独で兼任する形になるのですが、B(単独でP.O.できない)やG(単独でS.M.できない)とツーマンセルを組み補佐させることで、A、Fの負荷軽減とB、Gへの教育が実現できるはずです。2つの仕事を各々が1つずつやるのではなく、2人で2つやり、上述した感じでリソース効率を高くしています。

ポイントは、チームを跨いだ兼任の部分だと思っています。チーム内なら、メンバーが必要に応じて、勝手にツーマンセルやって下さいって感じです。(自己組織化)

スクラムの話は、改めて下記を確認してもらえればと思います。

まとめ

ツーマンセルは2人分の業務を2人でやるだけの話なので、すぐにでも試せるものだと思います。打ち合わせなどからツーマンセルでの参加を意識すると、いいかもしれません。

ツーマンセルがチームになり、バディが副官や副長になっていくと言った組織の成長も、是非、経験してみたいと思ってます!